「看護師になりたい!看護学校が大変とは聞くけど一体何がどう大変なの?」と疑問を感じていませんか?その疑問にお答えします。
看護学校は大変、厳しいと噂でよく聞くけど何が大変なのか心配じゃないですか?
身近に看護師がいないとそういった疑問も聞けなくてイメージもつきませんよね。
正看護師歴12年のきなこが看護学校で大変だったことを教えます。
実習が大変‼
みなさんの予想通り、実習が大変です(笑)
座学は簡単に言えば覚えて筆記テストで赤点にならなければ何とかなります。
座学は解剖生理から始まり、各体の疾患(呼吸器や消化器など)。成人看護学、小児看護看護学などの各看護学、また社会学や衛生保健の授業などもあります。
過去問を先輩からもらったりしながらポイントをつかんでました。
実習は実際に病院へ行き、一人の患者さんを受け持たせてもらいます。
臨床の場に出て、座学では学べない実際の看護を学んでいきます。
受け持ちの患者様の疾患や治療を学び、アセスメントしていきます。
各実習が約2週間程度。
ロング実習というものもあってそれは1か月ほどだったと記憶しています。
やはり座学で学ぶのとは全然違います。
患者さんを受け持たせてもらい、
アセスメントや看護技術を実施させてもらいのはかなり大変ですし、緊張します。
自分の出来なさ、考えの浅さに嫌気がしてしまうこともしばしば。
【病棟の独特の緊張感】
病棟に行くとまず患者さんが実際治療を受け療養されている場ですから
緊張感が全然違います。
看護師も常に忙しそう。病棟の看護師には学生に対して厳しく怖い人がいたりします。
まず朝病棟にいったら今日の担当看護師は誰かをチェックしてました(笑)
おそらく看護学生ならあるあるです。
看護師に「多分○○と思います。」と報告すると
「たぶん?根拠は?」と何度も突っ込まれてしまったり、
技術の見守りやサポートをしてもらうんですがその際にも出来なかった部分をネチネチ嫌味のように言ってくる看護師がいて嫌でしたね。
そういう看護師との関りも実習ならではの大変なところです。
【終わらない記録、寝れない日々】
また、毎日の実習が終わった後の記録が大変でした。
疾患や治療の勉強、アセスメント、看護計画の立案、評価、修正など。
さすがに徹夜とはいきませんが、要領が悪い私は結構時間がかかってしまい、
深夜までかかることもありました。
「なんとなくこう思ったらから」なんて絶対に許されない世界なので
何事にも常に根拠を考えなくてはいけないです。
自分の思考をまとめることが大変でレポートを書いても
先生から赤ペンで「なぜ?こう思ったか。もっと具体的に」とか「その根拠をかいて」とか添削され、何度も修正してやっと受け取ってもらえるような感じです。
看護学校の先生には
「あなたが大変だって思うかもしれないけど、1番あなたが大変なんじゃないの。
ご病気になって苦しい治療をされている中でも実習に協力してくださる患者様が一番大変なの。
患者様に感謝して実習すること。」といつも言われていました。
その言葉を言い聞かせて自分を奮い立たせていました。
確かにその通りだと今でも思います。受け持たせていただいた患者様に感謝しています。
国家試験に合格しなくちゃいけないプレッシャー
3年の12月くらいに全実習を終えて、あとはいよいよ国家試験への追い込み。
とにかく勉強してました。
実習をクリアしても国家試験に受からなければ看護師になれません。
私の学校の看護師国家試験合格率は例年100%なので、
ポイントを押さえてまじめに勉強していれば受かるだろうとは思っていましたが、
かなり不安もありました。
「こんなに実習頑張った来たのに、国家試験に落ちてしまったら…」
というプレッシャーが大きかったです。
とにかく問題を解いて傾向と対策を身に着けずっと勉強していた記憶があります。
学校の先生が怖い?
世の中にはパワハラとかが問題になっている看護学校もありますから
看護学校の先生が怖いっていうイメージを持っている人もいると思います。
私の学校も地元ではかなり厳しいと有名でしたし怖い先生はいましたが、
厳しい中にも愛を感じる先生で本当に看護が好きなんだなと思えた先生でした。
ほわーんとしているちょー優しい先生もいました(笑)
私の学校は「本当に看護師になりたい」っていう熱意がある学生に対して
真摯に指導してくれる先生達で感謝してます。
その学校の評判などは口コミとかで情報収集したり、
実際にオープンキャンパスへ行って生の学生の声を聴いてみた方がよいです。
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